在校生・卒業生の声

VOICE

大人になってからの挑戦。先生の言葉が、開業する勇気をくれました。

―私が鍼灸師を志したきっかけは、腰を痛めて鍼灸院に通ったこと。最初は家から出るだけでも辛かったほどの痛みが、鍼灸院の先生の鍼と灸で和らいでいきました。その不思議な力に魅せられて、治療してくださった先生の母校である森ノ宮の門をくぐることに。久しぶりの勉強であるうえに、まったく知識のない医療分野への挑戦だったので、覚えることがたくさんあってとにかく大変でした。それでも学び続けることができたのは、クラスメイトのおかげ。子どもと同い年の学生から私より年上の方まで、年齢差を感じないほどみんな仲が良く、先生も含めてどんなことでも相談し合える雰囲気がありました。
 また、座学だけでなく実技の授業も多く、臨床実習に出たときには大抵のことは理解できました。解剖実習も2回経験したことで、人の体を立体的に捉える力が身についたと思います。苦しくも楽しい、本当に実りの多い3年間でした。
 今も心に残っているのは、「誰かのもとで教わらなくてもいい、学校で教わったことがすべて。ここからは自分で考えればいい。答えはひとつではないのだから、自信をもってやりなさい」という先生の言葉。この言葉のおかげで、開業への一歩を踏み出すことができました。

 

K.Yさん(ラピス鍼灸院 院長/鍼灸学科 昼間コース 2013年卒業)

卒業生

鍼灸学科

ラピス鍼灸院 院長/鍼灸学科 昼間コース 2013年卒業